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大学生活、やはりiPadは必須だった。数学嫌いの理系大学生が卒業目前で思うこと


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◯情報系って、もっとPC触ると思ってた

私は2023年4月に、国公立の理系大学へ進学しました。

この記事を書いている現在、大学卒業まであと数ヶ月です。

なので今回は、これから大学に入る高校生や、大学に入りたての人に向けて書いてみようと思います。

「情報系」と聞くと、

毎日PCを開いてプログラミングしてそう。

みたいなイメージ、ありませんか?

いや、もちろんプログラミングはします。

しますけど。

めちゃくちゃ座学あります。

特に1年目。

自分の体感では、PCをガッツリ使う科目なんて片手で数えられるくらいだったんじゃないですかね。

数学。

物理。

英語。

その他の基礎科目。

そして、その先に待っているのが、

テスト、テスト、テスト。

普通に死にます。

大学によるとは思いますが、個人的には理系大学の1年目が、授業面では一番きつかったように思います。

高校から大学へ生活そのものが変わった直後。

通学も変わる。

授業時間も変わる。

自分で履修を組まないといけない。

その状態で大量の講義と試験が飛んできます。

「大学ってもっと自由なんじゃないの?」

と思って入ると、授業面では普通に面食らいます。

▽ちなみに私は数学がだいっきらいです

ここで一応言っておきます。

私は国公立理系に進学しましたが、

数学がだいっきらいです!!

無理です。

あと数ヶ月で大学卒業ですが、もう可能な限り数学とは触れ合いたくありません。

線形代数。

微分積分。

確率・統計。

名前を見るだけでもうお腹いっぱいです。

「理系なのに数学嫌いなの?」

と言われそうですが、

嫌いなものは嫌いです。

もちろん、情報系で数学をやるのにはちゃんと理由があります。

その先のアルゴリズムやデータ解析、機械学習など、情報系の専門分野を理解するための土台になるからです。

必要なのは分かる。

分かるんですが。

嫌いなものは嫌いです。

そして、そんな自分だからこそ思うことがあります。

紙ノートだけで大学生活を送っていたら、自分はたぶん留年していました。

多少大げさに聞こえるかもしれませんが、割と本気です。

そんな自分をかなり助けてくれたのが、iPadでした。

◯情報系でも1年目は意外と座学だらけ

「でも、それってあなたの大学だけなんじゃないの?」

という話もあるので、他大学の情報系学部・学科の1年次カリキュラムも見てみます。

もちろん大学や年度によってカリキュラムは違います。

また、公開ページでは「1年次配当科目」として掲載されていて、必修・選択まで区別されていないものもあります。

あくまで、

情報系の1年目でも、プログラミング以外の授業がかなりある

という例として見てください。

大学 1年次に配置されている授業の例
愛知県立大学 情報科学部 情報科学科 情報社会の法と倫理 / コンピュータリテラシ / 離散数学Ⅰ / 英語ⅠA・ⅠB / プログラミングⅠ / プロジェクトベースドラーニングⅠ / 微分積分Ⅰ / 線形代数Ⅰ / 論理回路論 / 多文化社会への招待 / 高度情報社会の理解 / スポーツ実践演習
筑波大学 情報学群 情報科学類 知能と情報科学 / 計算と情報科学 / システムと情報科学 / 情報メディア入門A・B・C / 知識情報概論 / 知識情報システム概説 / 図書館概論 / 情報科学概論 / 情報数学A / 線形代数A / 微分積分A / 情報リテラシー(講義) / 情報リテラシー(演習) / データサイエンス / プログラミング入門 / フレッシュマンセミナー / 学問への誘い / 英語 / 初修外国語 / 体育 / 国語
関西大学 総合情報学部 導入ゼミ / Enjoy Computing / 基礎数学入門 / 情報処理 / コンピュータの言語 / コンピュータネットワークの基礎 / データサイエンスの基礎 / プログラミング入門
山口東京理科大学 数理情報科学科 数学基礎 / 線形代数学及び演習1・2 / 微分積分学及び演習1・2 / 情報基礎及び演習1・2 / 数物学 / 生化学 / 物理化学 / 情報理論 / 確率・統計学及び演習 / Reading in English 1・2 / Oral Communication in English 1・2
東京理科大学 創域理工学部 情報計算科学科 解析学1・2および演習 / 線形代数1・2および演習 / 情報数学1A・1Bおよび演習 / 計算機科学入門及び演習 / 物理学1・2 / 物理学実験A・B / 化学 / 化学実験
九州工業大学 情報工学部 解析Ⅰ・同演習 / 解析Ⅱ / 線形代数Ⅰ / 線形代数Ⅱ・同演習 / 情報工学基礎実験 / 情報工学概論 / 情報セキュリティ概論 / プログラミング / データ構造とアルゴリズム / 離散数学 / 力学Ⅰ / 計算機システムⅠ・Ⅱ / 類によって離散数学Ⅱ・オートマトンと言語理解・電磁気学Ⅰ・化学Ⅰ・生物学Ⅰなど

参考:

こうして見ると分かります。

「情報系に入ったら、プログラミングだけやります!」

とは全然なりません。

数学は普通にいます。

英語もいます。

大学によっては物理も化学も生物もいます。

逃げられません。

情報系だからPCさえ使えれば大丈夫、というわけではないんですよね。

◯大学では「授業資料」がめちゃくちゃ増える

ここからがiPadの話です。

大学に入ると、授業ごとに「授業資料」というものが配られることがかなり多いです。

PDFだったり。

PowerPointだったり。

大学のLMSからダウンロードするファイルだったり。

この記事では大学生なので、PCは持っているものとして話します。

そこで、

「PCで資料を表示しながら、紙のノートに書けばよくない?」

と思うかもしれません。

できます。

できますが。

ヒッジョーーーーーに効率が悪い。

紙の場合は、

  1. PC、もしくは前のスクリーンで問題を見る
  2. 紙ノートを見る
  3. 必要なら問題を書き写す
  4. 問題を解く
  5. また資料を見る
  6. また紙を見る

という動きになります。

一回一回は大したことありません。

でも90分、100分の授業で何度も繰り返します。

それが週に何科目もあります。

この積み重ねが、地味にしんどいんです。

▽無駄な手の動きは少ない方がいい

これはPCを使うときと似ています。

たとえばWordなどで文章を書いているとき、

文字を選択。

右クリック。

コピーをクリック。

貼り付ける場所へ移動。

右クリック。

ペーストをクリック。

……なんて毎回やりませんよね?

してたら今すぐやめてください。

慣れている人なら、マウスで文字を選択したとしても、

Ctrl + C

Ctrl + V

はい、おわり。

基本的には、一つの作業をするときに無駄な手の移動や視線移動は、少なければ少ないほどGoodです。

iPadを大学で使う理由も、これにかなり似ています。

◯資料を見る。そのまま解く。これが強すぎる

紙ノートの場合。

PCで授業資料を見る

紙に問題を書く

そこから問題を解く

iPadの場合。

iPadで授業資料を見る

そのままApple Pencilで解く

以上。

iPad上で数学の演習問題を解いた実際のノート

問題文と途中式が同じ画面に収まる。紙へ問題を書き写す作業がないだけでもかなり楽。

これが、

モウすぅんごぉい。

問題文を全部書き写す必要がありません。

配布資料の余白に、そのまま先生の説明を書けます。

数式を書き間違えたら、消して書き直せます。

途中式の場所が足りなくなったら、移動させたりスペースを作ったりできます。

そして何より、

「資料を見る」と「書く」が同じ画面の中で完結する。

自分にとってはこれがめちゃくちゃ大きかったです。

特に数学。

ただでさえ数学嫌いなのに、問題を書き写すという「数学ですらない作業」にまで体力を持っていかれたくありません。

iPadなら、問題はもうそこにあります。

自分は解くことだけに集中できます。

◯ノートを何冊も持っていかなくていい

もう一つ。

めちゃくちゃ単純なんですが、かなり大きいメリットがあります。

ノートが増えません。

紙ノートで運用するなら、

座学講義数 ≒ ノートの冊数

になってきます。

もちろん1冊を何科目かで分ける方法もあります。

でもそうすると今度は、

「この授業どこから書いたっけ?」

みたいな管理が始まります。

今日は微積があるからこのノート。

線形代数があるからこっち。

英語だからこれ。

忘れた。

終わり。

iPadなら、アプリ内で完結します。

科目ごとにノートを分けておけばいい。

ノートアプリで科目ごとにノートを管理している画面

授業ごとにノートを分けておけば、紙ノートを何冊も持ち歩く必要がない。

今日はどの授業だからどのノートを持っていく、ということをあまり考えなくていいんです。

iPadを持っていけば、とりあえず全部ある。

大学生はただでさえPCを持ち歩きます。

充電器もあります。

場合によっては教科書もあります。

そこに紙ノートを何冊も追加しなくていい。

これは普通に楽です。

◯課題提出でもiPadが助かった

これは自分の大学だけかもしれません。

演習問題を解いて提出するタイプの課題がありました。

そのとき、紙ノートを使っている人も十数名くらいいました。

そこで先生から、

紙ノートを写真で撮ったものは送らないでください

という趣旨の注意がありました。

単純に見づらいらしいです。

まあ、見る側になって考えると分かります。

スマホで紙を撮ると、

みたいなことが起こります。

一方、自分はiPadのノートをそのままPDFにして提出していたので、この点ではセーフ。

問題文と解答も一緒に残っています。

PDFなので見る側も拡大できます。

提出する側も、

ノートを開く → PDFにする → 提出

で終わり。

「ノートとして便利」というだけではなく、

大学の課題提出との相性まで良かった

というのは、実際に使っていて感じたメリットでした。

◯もちろんiPadにもイマイチなところはある

ここまで結構褒めましたが、万能ではありません。

▽普通に高い

一番はこれ。

iPadだけ買えば終わりじゃない。

ノート用途ならペンもほぼ欲しくなります。

ケースも欲しい。

人によってはフィルムも欲しい。

全部揃えると普通にいい金額になります。

特に大学入学時って、

PC。

教科書。

通学用品。

一人暮らしなら生活用品。

その他もろもろ。

金が飛びます。

なので、自分は大学ノート用途のためだけに最上位iPadを買う必要はないと思っています。

▽PCの代わりにはならない

情報系なら特に、

iPadを買ったからPCはいらない

とはなりません。

プログラミング。

開発環境。

専用ソフト。

レポート作成。

ファイル管理。

PCの方が圧倒的にやりやすい作業はいくらでもあります。

自分の中では、

PC = 作るための機械

iPad = 授業を受ける・読む・書くための機械

という感じでした。

どちらか一方に全部やらせようとするより、役割を分ける方が快適です。

▽充電という概念が増える

紙にはありません。

充電。

授業中にバッテリーがなくなったら終わります。

紙ノートは電池残量0%でも動きます。

ここは紙が最強。

大学へ持っていくなら、

あたりは必要です。

◯自分が使っていたのはiPad Air 4 64GB

ちなみに、自分が大学生活で使っていたのは、

iPad Air 第4世代 64GB

です。

授業資料を見る。

ノートを書く。

演習問題を解く。

課題をPDFにする。

こういう用途ではかなり活躍してくれました。

大学で実際に使っていたiPad Air 4とApple Pencil

大学生活で実際に使っていたiPad Air 4。数年間かなりお世話になった。

64GBでも、自分の大学生活では使えていました。

ただ、今から新品を買うなら、個人的にはもう少し容量に余裕がある方がいいと思います。

大学に入った時点では、

「ノートにしか使わないから容量いらないでしょ」

と思っていても、

と、なんだかんだ増えていきます。

あとから別のことをやりたくなる可能性もあります。

なので今なら、

128GBくらいあれば、大学用としてスタートは切りやすい

と思っています。

◯今から大学用に買うなら11インチiPad(A16)

もし今、高校生や大学新入生に、

「大学用のiPad、どれ買えばいい?」

と聞かれたら、

自分ならまず、

Apple 11インチ iPad(A16)128GB

を候補にします。

理由はシンプル。

ほか、高すぎる。

もちろんiPad AirやiPad Proには、それぞれ上位モデルとしての良さがあります。

でも、

くらいなら、大学ノート用途として最初から上位モデルへ行く必要はないと思っています。

特に128GBあるのがいい。

自分はiPad Air 4の64GBで大学生活をやってきました。

それを考えると128GBあれば、

ノート用途で始めつつ、あとから何かしたくなったときにも、とりあえずスタートは切れる容量

だと思います。

「大学用だからiPad Pro買わないと!」

みたいなことはないです。

むしろ大学入学時はPCにもお金がかかるので、

PCには必要なだけお金をかけて、iPadは授業で困らない範囲にする。

自分ならこのバランスにします。

◯大学用のiPadを探す

大学ノート用途で今から買うなら、自分は11インチiPad(A16)128GBから検討します。

メルカリは個別出品だと売り切れてしまうので、iPad A16の検索結果へのリンクにしています。

中古で買う場合は、本体の状態や付属品、対応するApple Pencilなどは確認してから購入してください。

◯じゃあ大学生全員にiPadが必須なのか

タイトルで「必須だった」と書いておいてアレですが、

全大学生が絶対買うべき

とまでは思っていません。

嘘です。買え。

責任持ちたくないのでこういう言い方します。

▽おすすめしたい人

特におすすめしたいのは、

こういう人。

特にこれから理系大学へ入る高校生には、

PCだけではなく、タブレットも選択肢に入れておいていい

と言いたいです。

▽逆におすすめしにくい人

逆に、

という人なら、無理して買う必要はありません。

結局は道具なので、使わなければ意味がないです。

◯自分なら大学入学時にもう一度買う

大学生活を最初からやり直すとして、

「iPad買う?」

と聞かれたら。

買います。

迷わず買います。

自分は数学が嫌いです。

座学も好きじゃないです。

大学1年目の大量の講義とテストなんて、もう二度とやりたくありません。

だからこそ、

面倒な作業を一つでも減らしてくれたiPadの存在はかなり大きかった。

資料を見る。

そのまま書く。

あとから見返す。

PDFにして提出する。

全部一つの端末の中でつながります。

紙ノートだったら留年していた、というのは大げさに聞こえるかもしれません。

でも少なくとも、

大学の勉強を続けるハードルをかなり下げてくれた

のは間違いないです。

これから大学に入る人。

特に、

「情報系だからPCさえあれば大丈夫でしょ」

と思っている人。

PCはもちろん必要です。

その上でもう一台、

「読む・書く」を担当してくれるiPad

があると、大学生活はかなり楽になるかもしれません。

▽まとめ

大学生活でiPadを使って良かったところをまとめると、

このあたり。

逆に、

という欠点もあります。

それでも自分にとっては、

大学生活で買って良かったもののかなり上位

です。

数学嫌いの理系大学生でも、なんとか卒業までたどり着けそうです。

……もう数学とはしばらく会いたくないですが。

ちなみに今使っているのはiPad mini 6です。

Air 4をあれだけ使っておいて、なんで今miniなん?

……それはまた別の話。