
Apple Watch Series 12が欲しい。SE 3ユーザーが健康機能と46mmに期待すること
※この記事は2026年9月11日時点のApple公式情報と、筆者がApple Watch SE 3を使っている経験をもとにした発売前の考察です。Series 12の実機レビューではありません。
◯Apple Watch Series 12が発表。私は46mmが欲しい
Apple Watch Series 12が発表された。発売は9月18日。
新しい健康機能も気になるが、私が買い替えたい理由の一つは、もう少し単純だ。
次は、もう少し大きいApple Watchが欲しい。
現在使っているのは、Apple Watch SE 3の40mm。買って使ってみたところ、私の腕には少し小さく感じた。だから、次に買うならSeries 12の46mmを選ぼうと思っている。
ただし、「大きい時計が欲しい」と「上位モデルが必要」は同じ話ではない。SE 3にも44mmがある。
それでもSeries 12が気になるのは、新しいヘルスセンシングシステムと「準備度」が、運動やダイエットを続ける支えになりそうだからだ。
製品情報:Apple Watch Series 12 — Apple公式サイト
◯SE 3の40mm。私には少し小さかった

これが今使っているSE 3だ。
写真では服の上から着けているが、これはアトピーの肌を写さないため。普段はセンサーが正しく測定できるように、素肌に装着している。
40mmを選んだこと自体が失敗だった、とまでは思わない。ただ、自分の腕に着けていると、もう少し大きくてもよかったなと感じる。
ここは完全に好みの話である。小さく収まる方が好きな人もいるし、大きい時計が苦手な人もいる。私の場合は、実際に40mmを使ったことで、次に選びたいサイズがはっきりした。
スマートウォッチは機能を使うための道具であると同時に、毎日腕に着けて目にするものでもある。スペック表には載らないが、自分の腕とのバランスも選ぶ理由にしていいと思う。
◯SE 3・40mmとSeries 12・46mmを比較
小さいモデル同士ではなく、私が使っている40mmと、次に考えている46mmを並べてみる。
| 項目 | SE 3・40mm | Series 12・46mm |
|---|---|---|
| ケース寸法 | 縦40×横34×厚さ10.7mm | 縦46×横40×厚さ9.7mm |
| 本体重量※ | 26.3g | 39.5g |
| 画面の表示領域 | 759平方mm | 1,196平方mm |
| ピーク輝度 | 1,000ニト | 2,000ニト |
| 常時表示 | 対応 | 対応 |
| チップ | S10 | S11 |
| 通常使用の駆動時間 | 最大18時間 | 最大24時間 |
| 最大80%までの充電 | 約45分 | 約30分 |
| 心拍センサー | 第2世代の光学式 | 新しいヘルスセンシングシステム |
| 心電図・血中酸素ウェルネス | 非対応 | 対応 |
※寸法・重量はアルミニウムケースのGPSモデル。重量はバンドを含まない。バッテリーと充電時間はAppleによる公称値で、使用条件により異なる。健康機能には利用条件がある。
◯一番気になるのは、新しいヘルスセンシングシステム
Series 12で私が一番気になっているのは、新しいヘルスセンシングシステムだ。
より高性能になった光学式センサーと電気センサー、より大きく電力効率に優れたグリーンLEDがS11チップと連係し、これまでより高い頻度で心拍数やHRV(心拍変動)を測定するという。

Appleによると、心拍数はバックグラウンドで5秒おき、HRVは5分おきに測定する。Series 11と比べて、心拍数は60倍、HRVは24倍高い頻度で測定するとのことだ。
ここで注意したいのは、精度が60倍、24倍になったという意味ではないこと。あくまでSeries 11と比べた測定頻度の話である。
それでも、腕時計は一度だけ測る機械ではなく、一日を通して身につけるものだ。測定する回数が増えれば、自分では気づきにくい変化を振り返る材料も増える。
◯「準備度」は運動とダイエットに使えそう
集めたデータをどう見せるのか。その答えの一つが、新しく登場した「準備度」だ。
最近のアクティビティ、バイタル値、睡眠をもとに、その日の体がどれくらい動ける状態なのかを一つのスコアで示す。一日の活動に応じてスコアが調整されるのも面白い。
私はこれを、運動やダイエットを続けるために使ってみたい。
ダイエットは、一度だけ頑張るより続けることの方が難しい。やる気がある日は頑張りすぎて、しんどい日は全部やめたくなる。そこで毎朝スコアが出れば、「今日は動けそうだから頑張ろう」「今日は回復を優先しよう」と考えるきっかけになるかもしれない。
もちろん、Apple Watchが運動してくれるわけでも、着けただけで痩せるわけでもない。準備度の数字が本人の感覚や医師の診断より偉いわけでもない。
それでも、数字が一つあることで気持ちが動くことはある。
あるインフルエンサーが使っていた表現を借りるなら、**ダイエットにおける「心のプロテイン」**になってくれたらうれしい。
体に直接効くプロテインではなく、運動を続ける気持ちを支えるもの。新しいセンサーそのものより、集めたデータが毎日の行動につながることに期待している。
◯SE 3にも健康機能はちゃんとある
Series 12の新機能を説明するために、SE 3には何もないように扱うのは違う。
SE 3にも心拍数の記録、皮膚温センサー、睡眠スコア、睡眠時無呼吸の通知がある。常時表示ディスプレイや高速充電にも対応している。
実際、Apple Watchを初めて使う人や、心電図・血中酸素ウェルネスまで必要としない人なら、SE 3で満足できる可能性は十分にある。
Series 12を選ぶ理由は、「SE 3では健康管理ができないから」ではない。より高い頻度でデータを取り、それを準備度のような形で行動に結びつけたいかどうかだと思う。
◯40mmから46mm。画面は約58%広くなる
40mmから46mmと聞くと、差は6mmだ。
ただし、これは画面の対角線ではなくケースの縦寸法。表示領域で比べると、759平方mmから1,196平方mmになる。公式値から計算すると、画面の面積は約58%増える。
文字盤を見るときも、通知を確認するときも、ワークアウトの記録を見るときも、画面は必ず目に入る。健康機能を意識しない瞬間でも、大きさなら変化を感じる機会は多そうだ。
もちろん、画面の面積が58%増えるからといって、文字がすべて58%大きくなるわけではない。押しやすさや見やすさがどれだけ変わるかは実機で確かめたい。
また、この差にはケースサイズの変更とモデルの違いの両方が含まれる。Series 12に買い替えるだけで、誰でも画面が約58%広くなるという意味ではない。
◯大きくなる代わりに、重さも増える

画面の大きさだけを見れば46mmが魅力的だが、代わりに重さは増える。
アルミニウムのGPSモデル同士では、本体重量は13.2g増える。一方で、厚さは1mm薄くなる。大きくなるから、あらゆる方向に分厚くなるわけではない。
大きさに満足しても、重さが気になる可能性はある。バンドによっても着け心地は変わるだろう。
私は46mmを選びたいと思っているが、「40mmより着け心地がいい」とまでは、まだ言えない。購入前の試着や購入後のレビューで確かめたい部分だ。
◯バッテリーは、充電不要ではなく余裕が増える
駆動時間の公称値は、最大18時間から最大24時間へ延びる。
数字の上では6時間増える。ただし、これは私が同じ条件で測った結果ではない。「自分の使い方でも必ず6時間長くなる」とは考えない方がいい。
期待したいのは、何日も充電しなくてよくなることより、毎日の充電に余裕ができることだ。
80%までの充電時間も約45分から約30分へ短くなる。ただ、SE 3も高速充電には対応している。買い替えたら初めて高速充電が使えるという話ではなく、すでにある便利さがさらに増す。
サイズ以外にSeries 12を選ぶ理由を探すなら、電池と充電は日常に結びつきやすい違いだと思う。
◯大きさだけなら、SE 3の44mmでもいい
ここは、自分でも一度立ち止まって考えたい。
私の不満は「40mmだと少し小さい」こと。ならば、SE 3の44mmという選択肢もある。
44mmのSE 3は表示領域が977平方mm。40mmからでも計算上は約29%広くなる。Series 12の46mmは、さらにその約22%上という関係だ。
つまり、考えるべきことは二つある。
- 今より大きいサイズにしたいか
- 画面、電池、健康機能の進化にもお金を出したいか
前者の答えは、今のところ「はい」。そして後者についても、新しい健康機能を運動に使いたいと思っている。だから次は、Series 12の46mmに気持ちが向いている。
◯結局どうなん。私はSeries 12の46mmが欲しい
Series 12は、SE 3を使っている全員が買い替えるべきモデルではない。
今のサイズが気に入っていて、使いたい機能も足りているなら、それだけで使い続ける理由になる。新型が出ても、手元のSE 3が急に使えなくなるわけではない。
一方で、私には「40mmは少し小さかった」という、使ってみて分かった理由がある。
次は46mmにしたい。そこに、より広い画面、充電の余裕、新しいヘルスセンシングシステムと準備度が加わる。
購入したら、まず確かめたいのは次の点だ。
- 46mmは自分の腕にちょうどいいのか
- 重さは気にならないか
- 画面は期待したほど見やすいか
- 準備度は運動やダイエットを続ける支えになるか
- 心拍数やHRVの細かな記録を、実際に生活へ生かせるか
SE 3を買ったからこそ、次に欲しいApple Watchのサイズと機能が分かった。
Series 12が、ただ新しい時計としてではなく、動き続けるための「心のプロテイン」になるのか。実際に試してみたい。
著者:おかき(ユウ)